七五三の着物の素材について

2021年5月11日 投稿者: haixe49f

七五三の衣装は基本的に着物ですが、これはポリエステルでもよいのか悩む親御さんも少なくないようです。
結論からいうと、昨今の七五三の着物はポリエステルの物が大半で、正絹の着物は少数となっています。
ポリエステルの着物は価格が安いうえに着心地が軽いため、動きやすく汚れた時のケアも容易という利点があります。

色や柄もバリエーションがたくさんあり、正絹の着物と見劣りしない物はたくさんあるので、ポリエステルでも全然問題はありません。
ちなみに、着物にはいろいろな小物が付属してきますが、それらは何のための物なのか疑問に思ったことはないでしょうか。

例として、女の子の着物に付いてくる箱迫(はこせこ)が挙げられます。
これは、江戸時代の頃から使用されていた紙入れです。
紙だけでなく、鏡・お守り・かんざしなども入れられるようになっています。
また、男の子の着物に付いてくる物には懐剣が挙げられます。
これは護身用の短剣であり、もともとは武家の女性が持っている物でしたが、七五三では男の子に持たせ、勇猛さを演出させる小道具として使われています。